ジャンテロウ10か条
ジャンテ・ロウの考え方について
今回は、大学生である私がハッとさせられた
ジャンテ・ロウの10か条について紹介したいと思います。
ジャンテ・ロウの10か条は、スカンジナビア諸国に根付く社会的理念のようなものです。約90年間、人々の間で大事とされ受け継がれてきた価値観であり、ジャンテロウがもしかしたらデンマーク人の幸せに関係しているのかも・・・と思っているところです。
その10か条がこちら。
1.自分を一角の人物だと思ってはならない
2.自分のことを、私たちよりも優れていると思い上がるな
3.自分のことを、私たちよりも頭がよいと思ってはならない
4.自分のことを、私たちと同じくらい価値があると想像し、自惚れに浸ってはならない
5.自分のことを、私たちよりも多くを知っていると思ってはならない
6.自分のことを、私たちよりも重要であると思ってはならない
7.自分のことを、大物だと思ってはならない
8.私たちの事を笑ってはならない
9.私たちの誰かが自分のことを気にかけていると思ってはならない
10.私たちに何かしら教えることができると思ってはならない
(English)
- You're not to think youare anything special.
- You're not to think youare as good as we
- You're not to think youare smarter than we
- You're not to imagine yourself better than we
- You're not to think youknow more than we
- You're not to think youare more important than we
- You're not to think youare good at anything.
- You're not to laugh at us.
- You're not to think anyone cares about you.
- You're not to think youcan teach us
ざっくりまとめると、「自分を特別だと思ってはいけない。」という考え方。
国民みんなが平等な医療サービス、教育を受けることが保証されている、福祉国家らしい特徴が見えるのではないでしょうか?
はじめにジャンテロウの10か条をわたしに教えてくれたのは、デンマーク人のデンマーク語の先生です。
テスト前でクラスのみんながピリピリ緊張していた時に、
「自分はみんなよりも高い点数がとれる。自分はもっといい成績がとれる。
そんなこと考えなくて大丈夫だよ。みんなは十分立派だから、リラックスして楽しんで。」
正直びっくりしました。頑張ってテスト勉強をしてきた生徒からは「そんなに頑張らなくてもいいよ~」とも受け取れる言葉です。
でも、すごくじ~んときたのを覚えています。
自分にプレッシャーをかけない。周りの人と比べない。今の自分にまず満足すること。
言葉はちょっと悪くなってしまいますが、期待しすぎない、ということでしょうか。
この言葉を聞いて思いだしたのは、受験勉強をしていた時のこと。
「自分はもっと上の大学を目指せる」「あの子より高い点数がとれるはず」
行きたい大学にどうしても合格したかったから
競争に勝つことが一番のモチベーションでしたし、今もたまにそうです(笑)
だから、高校生の私がジャンテロウの考え方を受け入れられるかはわかりません。
でも、「もっと、もっと」のルーティンが続くと息苦しくなってしまいますし、周りの素敵な人に気づけないかもしれないな、と思いました。
最後に
私がジャンテロウの10か条から学んだことをここに記しておきますヽ(^o^)丿
- 自分はどんなことをしたいのか、どんな自分になりたいのか。周りの人と比べそうになったらもう一度立ち止まって考える。
- もしいい評価をもらったとしたら、謙虚に「ありがとうございます。」と言える人であること。
- いつもだれかが優しく助けてくれていることを忘れない。
- 独り占めするより、みんなとシェアしたほうが楽しい。誰かのためにお金や時間を使うとすごく幸せになることがある。
Hej hej.